こんにちは(^^)
ひまわりの五十嵐です。
当院が「うおのめ」の施術を開始してから10年以上が経ち、魚の目/うおのめの総施術数は700人を超えます。
いただく質問で多いのが、
「魚の目の芯(しん)を取ればもうできないんですよね?」
「ここで(ひまわりで)魚の目を取ればもうできませんか?」
です。
魚の目を当院の施術でその場で痛みのないきれいな状態にすることは可能ですが、残念ながら再発率が高いのが魚の目です。
そこで今回は、「魚の目/うおのめはなぜ再発率が高いのか」について書きます。
うおのめとは、皮膚の表面にある角質(特に足の裏が多い)が肥厚したもので痛みを伴うものをいいます。
「角質」とは皮膚の最も外側にあり様々な細菌の侵入や衝撃、刺激から体を守ってくれています。
角質は核を失った細胞なので本来ならば、垢(あか)として最終的には脱落していく部分ですが、その角質が脱落せずに分厚く硬くなることがあります。
それがやがて「痛い魚の目」へと変貌していきます。
うおのめとは一般名称で医学的には「鶏眼」といい、いろんな種類があります。
医学的には硬性鶏眼、粟粒状鶏眼、軟性鶏眼に分かれます。
硬性鶏眼…角質が肥厚した部分は、飴色になっており、見た目にも触れても硬い状態。
粟粒状鶏眼…うおのめの深さは浅く小さな核が形成されています。小さなうおのめが多数の群れとなりできている場合が多い。
軟性鶏眼…足の指にできることが多く、指の間の汗により白くふやけたような柔らかい状態。
靴などによる物理的な圧迫によって角質が肥厚を起こして「うおのめ」を発症します。
物理的な圧迫を起こす原因の代表例として
などがあげられます。
うおのめとよく似ている症状(疾患)に「イボ」があります。
痛み方や見た目がそっくりなので、間違われやすいのですが似て非なるものです。
魚の目が角質肥厚に対して、イボは「ウイルスの感染」によるものでへたに触ると感染が広がる可能性もあり注意が必要です。
よくいただく質問に
「芯(しん)を取れば再発しないんですよね?」
があります。
実はこれ、まったくの間違いなんです。
上記で書いた「イボ」と混同されているのだと思いますが、イボの場合はウイルス感染なのでウイルスが消失すれば完治します。
手にできたイボは取れる時にポコッと小さな穴があくことがあり、これがいわゆる芯が取れたという表現になったのだと思います。
うおのめの原因は上でも書いたように靴や外反母趾による皮膚への刺激によって生じる角質肥厚なので、その部分に受ける刺激(靴による圧迫などの原因)そのものを除去しなければ必ず再発します。
当院の施術により、うおのめをその場できれいに除去することは可能です。
ですが、その状態を保つためにはなぜ魚の目ができたのか?の原因を除去する必要があり、そこが除去できなければやはり再発してしまいます。
うおのめ(=角質の肥厚)はある日、急にそこにできるものではありません。
角質が少しづつ積み重なり、やがて分厚く肥厚してそれが神経を刺激しだし痛みを感じるようになります。
角質を積み重ならないようにする以外の対処方法はありません。
ではどうすればいいのか?
①まずは当院でうおのめをキレイに除去する
②毎日ヤスリでこする
③保湿クリームをつける
うおのめ施術専用の器具でうおのめをキレイに除去します。
②については文字で書くのは難しいので、ご来店いただいた時に詳しくアドバイスさせていただきます。
③保湿クリームを塗る
角質が分厚くなる原因の一つに「皮膚の乾燥」があります。
特に足の裏は乾燥しやすいので、その結果角質が分厚く肥厚し、「痛い魚の目」へと変貌します。